第二十六回「ベッカム里帰りと自転車本色々」
今日も今日とてこんにちわ、加藤アカツキです。
皆さん乗ってますか?
少し涼しくなってきたと思ったら、急に冷え込む日もチラホラ。
あの猛暑が去ってようやく自転車に乗れるようになったと思ったら、今度は冬装備の準備を始めないといけませんね。
自転車といえば、このコラムを読んでくださっている皆さんならば既にご存知のように、僕も自転車好きをこじらせたあげく『少女サイクル』という同人誌までつくってしまいました(ご存知無い方はこちら (http://www.shoujo-cycle.jp/” http://www.shoujo-cycle.jp/)でチェックしてみてくださいね)。
作中ではいくつかの自転車をとりあげていますが、中でも僕自身愛用しているブロンプトンという英国製の折りたたみ自転車があります。このブロンプトン、作品の中でも特に愛情を注いで中心的な展開をさせてきたわけですが、このたびなんと想いが通じ、イギリスのブロンプトン本社オフィスに僕の絵が飾られることとなりました。
ことの発端はこのコラムでも何度か紹介させていただいている『自転車の旅』の編集長さんが英ブロンプトン本社に『少女サイクル』を持ち込んだことでした。ありがたいことに『少女サイクル』は現地スタッフにも大変ご好評いただけたようです。そしてブロンプトン本社から僕のほうに絵を飾らせてくれというオファーがあって、もちろん二つ返事でOKした次第です。
そんなわけで無事に我が娘”ベッカム”(ブロンプトンのイメージガール)を里帰りさせてやることができました。父(?)としてはまさに感無量でございます。
ちなみに『少女サイクル』については、つい先日三才ブックスさんから発売となったオタクのための自転車充本『Cycle Clip』にて特集インタビューを受けさせていただきました。
他にも初心者のための自転車選び入門から、アニメの舞台となった聖地探訪など、面白い企画が満載です。僕もインタビューのついでにちょろっと監修に関わらせていただきましたので、書店でお見かけの際は是非チェックしてみてくださいね。
さぁそして長いことお待たせしております『少女自転車解放区』ですが、いよいよ作業も大詰めに入ってまいりました!
「少女自転車解放区」については以前にも一度このコラムで触れさせていただきましたが、漫画やアニメ、ゲームなど、多様な業界のクリエイターさんたちに自転車をテーマに描き下ろしていただいたイラストや漫画を集めた画集を、現在ワニマガジン社さんにて鋭意制作中でして、こちらも監修に加わらせていただいています。
イラスト意外に各種企画も充実しておりますが、まずは今回ご参加いただいた執筆陣だけでも紹介させていただきますと、
あさりよしとお/安倍吉俊/有馬啓太郎/今泉昭彦/okama/尾崎智美/緒方剛志/片貝文洋/加藤アカツキ/鬼頭莫宏/黒田硫黄/高坂希太郎/小林誠/中野友和/佐藤みーこ/しろ/たかみち/田代ほけきょ/月田元/天風光成/toi8/TOKIYA/道満清明/長澤真/那辺流/白亜右月/バターナッツ/はしもとしん/橋本正枝/濱元隆輔/平田智浩/廣岡政樹/前田浩孝/前田真宏/村田 蓮爾/森見明日/山田秀樹/米山ともこ/りょーちも/toMo/他(敬称略)
と、今をときめく人気絵師の皆様にお集まりいただきました!
まだ正確な発売予定日は決まっておりませんが、続報入り次第またこのコラムなどでもお伝えしていきたいと思いますので、是非ご期待くださいね。
それでは次回があったらまたお会いしましょう。
⇒加藤さんの特集インタビューが読める! サイクルクリップ (三才ブックス vol.331)をamazonで見る!
- 加藤アカツキ(かとう あかつき)
- 静岡県浜松市出身、東京都杉並区在住。
明治大学理工学部にて物理学を学ぶ傍ら、アミューズメントメディア総合学院キャラクターデザイン学科に入学。在学1年目よりフリーランスのイラストレーターとして活動を始める。以後、書籍カバー、キャラクターデザイン等を中心に活躍中。
⇒残像アパートメント(http://www.k3.dion.ne.jp/~zanzo/)