■線画のクリンナップ~塗り用レイヤー作成
取り込んだ線画をPhotoshopのトーンカーブをつかって細かいゴミを飛ばし、さらに消しゴムツールなどで残ったゴミを消します(図3)。そうして完成した線画を、いったんファイルに保存します。(このファイルをマスターとします)
さらに、もうひとつ今度は画像解像度を100dpiに縮めてから別名で保存します。(こちらは「作業用ファイル」とでもしてください)100dpiに縮めたのはここからの作業を軽くするためです。
作業用ファイルに新規レイヤーを1枚作り、“乗算”にして、ブラシで大雑把に色を置きながら全体の配色を考えます(図4)。全体的な配色のバランスが決まったら、さらに細かい陰影などを、もう少しだけ描き込んでいきます(図5)。ある程度まで描けたら画像解像度を400dpiに戻して、色を置いたレイヤーを先に線画を保存したマスターのファイルにコピーします。
マスターファイル上で、この後の作業工程を考えながら、必要なパーツ毎に選択範囲を作ってレイヤー分けします。僕はこの後Painterに作業を移すことを考えて、レイヤーの枚数はできるだけ少なめに、「線画」「人物」「植物」「背景」と都合4枚のレイヤーで作業をすすめることにしました(図6、図7、図8)。
■彩色
Photoshopでのレイヤー分けが終わったところで一旦保存して、Painterでの作業に移ります。ソフトはいつも使っている「Corel Painter 9.5」、ブラシはグワッシュ:スムーズブラシの不透明度10~30%で塗り重ねていきます。
まずはメインとなるキャラクター、次に近景の背景、遠景、植物と塗っていきますが、同じものばかり描いていると途中で飽きてしまうので、その都度、バランスをみながら全体に少しずつ手を入れて行きます(図9、図10)。細かい部分まで塗り終わったところで、少しキャラクターの肌の色が濃いな~と感じたので、ベースになる肌の色をもう少し薄い色にしました。夏っぽく濃い影を落としたかったので陰になる部分の肌色はそのままです(図11)。



