アニメ評論家・藤津氏とサンジゲン・松浦代表が対談

「ぷらちな」でコラム「帰ってきたアニメの門」を連載中のアニメ評論家・藤津亮太氏と、現在放送中のテレビアニメ「ブラック★ロックシューター」を手掛けている株式会社サンジゲン・松浦裕暁代表による対談「サンジゲンの未来、アニメの未来」が2月4日、朝日カルチャーセンターで行われた。

対談は、藤津氏による朝日カルチャーセンターの講座「アニメ映画を読む」の一環として開催され、約50人が聴講。株式会社サンジゲンとアニメにおける3DCG表現の歩みについて、藤津氏の豊富な知識と松浦氏の明朗なトークで、終始和やかに進行した。

藤津氏から、CGアニメと作画アニメの最大の違いについて聞かれ、松浦氏は「画面から伝わってくる印象」と回答。続けて「手で描かれた絵のシルエットには、それに合った動きがあるとフリーの頃に気付いた。白い紙を前にして始まる手描きのマインドを、CGにどうやって盛り込むかということを考えるようになった」と自身の出発点を明かした。

対談の半ばでは、手掛けたアニメ作品の映像を実際に映写しながら松浦氏が解説。サンジゲン設立直前の作品「きらめきプロジェクト」で担当した〝美少女ロボット〟について話が及ぶと、「下からの顔のアングルがひどい」と苦笑いする場面も。「3Dモデルを作ると、完成したと信じてそのまま使ってしまう。キャラクターを描写するにはどう見せたいかのイメージが大切」と松浦氏ならではの反省点を話した。

また、講演中「アニメーターが育っていない」という現状の課題が何度か話題になり、新しい人材に求める部分として「まずは動的なセンスで、最終的には画面作りのためのデッサン力」と話した。最後に、今後の目標を聞かれ「サンジゲンを1000人規模で運営したい」と笑いながら語った。

藤津氏によるアニメ映画評論の講座は今後も継続して開催される。毎月第三土曜日18時開始。作品の成立過程や時代背景を踏まえ、アニメ映画を読み解いていく内容だ。

——————————————————————

藤津亮太の「只今徐行運転中」
http://blog.livedoor.jp/personap21/

株式会社サンジゲン
http://www.sanzigen.co.jp

藤津亮太氏twitter
https://twitter.com/#!/fujitsuryota

松浦裕暁氏twitter
https://twitter.com/MatsuuraHiroaki

「サンジゲンの未来、アニメの未来 - 3DCGはアニメをどう変えるのか」
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=144781&userflg=0