ノイタミナ『坂道のアポロン』アフレコ合同取材レポート

4月から放送開始されるノイタミナ枠のテレビアニメ『坂道のアポロン』。ジャズを通して二人の少年の青春を描いた小玉ユキによる人気コミックを、『カウボーイ・ビバップ』で注目を集めた渡辺信一郎×菅野よう子の黄金タッグが手がけるという来期アニメの話題作だ。

第2話アフレコ収録の前に合同取材が行われ、西見薫役の木村良平さん、川渕千太郎役の細谷佳正さん、迎律子役の南里侑香さん、桂木淳一役の諏訪部順一さんら、メインキャストの4名が出席。本作への思いなどについて語った。


(写真左から、諏訪部さん、木村さん、南里さん、細谷さん)

配役が決まった際の感想について、木村さんは「原作の雰囲気から生っぽい芝居をイメージして、それぞれ完璧な配役で楽しみだなと思いました」、南里さんも原作を読みながら共演者がどんな演技をするのか「妄想を楽しみました」と語る中、細谷さんは「これから方言が大変だなと思った」という印象だったという。

ほとんどの台詞が物語の舞台である長崎県の方言だということで、同県出身のベテラン声優・宝亀克寿さんが指導を担当。転校生である主人公だけは標準語のため「周りのみんなが方言で苦労しているので『みんながんばれ!』という気持ち。収録の合間は、宝亀さんが大人気の学校の先生のように囲まれているのが印象的でした」とアフレコの様子を語り、5歳まで佐世保市に住んでいたという南里さんも「何年も離れてしまっていて危ういところがあるので、宝亀さんに頼れるだけ頼って頑張ります」と方言でのリアルな演技に苦心していることを明かした。

2話から登場するため「収録はこれから」という諏訪部さんは「淳一役の順一です」と苦笑しながら挨拶。アフレコ中は役名で呼ばれることが多いため「名前で呼ばれることになるので、むず痒い気もしますが、馴染んでいこうと思います」と意気込み(?)を語った。

キャラクターの魅力について、木村さんは「知らない世界に迷い込んだ、ある意味でヒロイン的な立ち位置の面白さ」、南里さんは「清々しく心地よい印象」、細谷さんは「繊細さや孤独感と豪快さのギャップ」とそれぞれ答えた。

質疑応答では、劇中の方言での台詞を披露して欲しい、という記者からの要望に、細谷さんはためらいながら「そがん鍵欲しかとか」と一言。南里さんが「凄みがありますよね」と褒めると、木村さんはすかさず「だいぶ練習してたもんね。言い方で意味が変わっちゃうから」と解説。続いて南里さんが「また喧嘩したっちゃろ?」と台詞を口にすると、男性陣がそろって賞賛。「方言萌え」だという諏訪部さんを筆頭に「この現場やばいな」「ヨダレ垂れますね」「正気でいられるか不安だな」と語り合い、和気藹々とした現場を思わせる一幕となった。

最後に、木村さんが「アニメ化でさらに増した『坂道のアポロン』の新たな魅力を伝えていきたい」と抱負を語り、細谷さんも「音楽がついて台詞が入ることで、原作ファンも原作を知らない方も楽しめる」とPR。南里さんが「渡辺監督も菅野さんも愛を込めて作っています」と制作サイドの意気込みを伝えると、諏訪部さんも「このタッグだけでも充分に観る価値がある作品。演奏シーンも丁寧なので、本当に完成が楽しみ」と太鼓判を押した。

『坂道のアポロン』は、月刊フラワーズ(小学館)にて連載中。2009年「このマンガがすごい!オンナ編」No.1に続き、2012年1月には小学館漫画賞・一般向け部門を受賞した。

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(c)小玉ユキ・小学館/「坂道のアポロン」製作委員会

テレビアニメ『坂道のアポロン』
2012年4月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送

www.noitamina-apollon.com