■野口Pのイラストレーターへの道!
皆さん、こんにちは。人によってはこんばんは。
あれ? どこかで聞いたようなフレーズですね(笑)。糸曽さん、すいません。このコラムは、AMGのプロデューサー野口周三が、気になるイラストレーターの方を、どんどんどしどし紹介していこうという趣味に満ち溢れたコーナーです。皆さん、どうか末永くお付き合いください。そして、記念すべき連載第1回目は、上条衿(カミジョウエリ)さんにご登場いただきました!
上条衿さんと初めて会ったのは、つい最近のこと……いえ、まだご本人にはお会いしていません。実は上条衿さんの個展を野口が偶然見る機会に恵まれ、その絵に感動した私は、個展を主催されているお店のご主人様から上条さんのご連絡先を伺ったのがきっかけでした。その後は、メールなどでお話をさせていただき、今回「ぷらちな」のカバーイラストをご本人に発注、ご担当していただくことになった次第です。上条さん、誠にありがとうございました。
華麗な線と抜群の配色センス。ポップでクールなイラストレーションを描かれる上条衿さん。とにかく問答無用で「超カッコイイ」世界はどのように作られるのか。その創作の秘密に、ほんのちょっと迫れればと思います。
■上条衿さんインタビュー
――イラストをはじめられたきっかけは?
子供の頃からマンガやテレビのアニメが好きだったのでその影響で、暇さえあれば落書きやマンガを描いてました。イラストに興味を持ち始めたのは8年程前にMacを買ってからで、PCの事もソフトの使い方もそれから独学で覚えました。
――初期の頃から現在まで、絵の方向性やタッチに変化はありましたでしょうか?
描き出してからはもう何年もたつので、初期の頃の絵を見ると、絵柄は面影があると思いますが、方向性やタッチはだいぶ変わっていますね。最初の頃はゲームやアニメ系のキャラ絵も描いてたり、3Dをやってた時は、リアル系の人物モデリングをしてたりと、色々手を出してたのもあってタッチがバラバラだったと思います。でも、気がつくと今の絵で落ち着いてました。
――お仕事は、どのような形で依頼がきますか?
自分のウェブサイトからご依頼いただいたお仕事が殆どです。
――主に使用されるコンピュータのソフトは?
Illustrator。デザイン制作の時にFLASHやphotoshopを使う事もあります。
――作品を制作するにあたって特に気をつけていることはありますか?
デッサンや構図など、作品としての見た目のバランスに気をつけています。
――配色など色の部分で気をつけていらっしゃることは?
主線は黒、塗りが2色~5色程度の色数が少ない絵が多いですね。配色、良く聞かれますが、いつも適当に好きな色を入れてから、この色とこの色は合うな、と思ったらそれにしてるだけなんです。アナログの場合、最初に決めたら後から直せないので、これはデジタルだから出来る事なのですが……。
――絵を描いていてスランプになるときはありますか? また、そんなときはどうやって乗り越えられますか?
まったく別の事をして気分転換します。時間がたてば不思議と、また絵に戻っている感じです。
――どんなことをして気分転換されるのが一番多いでしょうか?
音楽も聴きますし、読書、ゲーム、友達と遊ぶなどです。基本的にオタクな性格なのでインドアな気分転換ばかりです(笑)
――キャラクターを使用したTシャツなどをデザインされる場合、特に気をつけたり、こだわったりしていらっしゃる点はありますか?
どこにもなさそうなTシャツというコンセプトで作ってきたので、私の作品はデザインを着る感覚というより、絵を着る感覚として考えて作ってます。だからといって、キャラを描いてそこで終わらせると、ただの絵になってしまうため、適度なデザインでまとめるわけなんですが、そこが毎回難しいですね。
――将来的に何か目標とされていらっしゃるものはありますか?
そうですね……今はとにかくひとりでも多くの人に自分の作品を見ていただける事が目標です。
Artist Profile
- 上条衿(カミジョウエリ)
- 1999年からweb活動、デザイナーを経て、現在はフリーのイラストレーターとして活躍中。
⇒ウェブサイト「digipop」
野口周三プロフィール
- のぐち しゅうぞう
- 学生時代、小池一夫氏に師事。その後、週刊少年ジャンプ第29回赤塚賞にて準入選。「スラムダンク」(井上雄彦氏)のアシスタントを経てマンガ家として著作を多数発表。現在は映画・アニメのプロデューサーとして幅広く活躍中。
