加藤アカツキ:ザンゾウアパートメント201号

第二十二回 「ワコムライブ」

今日も今日とてこんにちは。加藤アカツキです。皆さん乗ってますか?

先月は一回お休みを貰って、2ヶ月ぶりの更新となってしまいました。あ、とは言え別にサボってたわけじゃないですよ。“ネタが無かった”だけです! はい。

まぁこのコラムももう22回目を迎えましてね、そりゃいい加減そんなに役に立つ話なんかホイホイ出てきませんよ! ってなもんで、とりあえずネタが思いつくまでお休みしておりました。ゴメンナサイ。

しかし春も折り返し地点を過ぎたと言うのに相変わらず寒い日が続きますね。異常気象なんてもんは毎年のように言われていることですが、さすがに4月に雪が降るなんてことは僕も生まれて初めてでした。

さすがに今年は本当に異常気象だと認めざるを得ませんね。中野の駅前の桜なんてまだ白い葉が残っていますからね。

そんなわけで今年は運悪く天候にはあまり恵まれませんでしたが、せっかくの桜のシーズンを見逃す手はありません。残念ながら満開の時期は冴えない天気の日が多かったのですが、なんとか限られた晴天の日を狙って友人知人たちとお花見へ繰り出してきました。

あ、そういえばこのお花見のために、前回もコラムの中でちょっと触れた『リカンベント』という自転車を買いました。周囲や頭上の景色が綺麗に見える自転車なのですが、こいつに乗って走る抜ける桜のトンネルはもう格別でしたね。

ついでにカメラにも広角のレンズを一本新調したので、自転車で走っては写真を撮ってと、限られた時間をここぞとばかりに堪能してきました。

今年は色々と事情があってあまり遠出できなかったのが残念でしたが、また来年、余裕があれば東京以外の桜も見に行ってみたいと思います。

さて、そんなこんなでそろそろ本題に。

CGで絵を描く方ならばもうご存知のことかもしれませんが、ワコムの液晶タブレット「Cintiq 21UX」の新型が先日発売となりましたね。皆さんもう触られましたか? 僕も先日、早速触らせていただきました!

この新型では新たにintuos4のタッチセンサーを搭載し、旧型では1024段階だった筆圧検知レベルが2048段階にまで拡張されています。

1gの加重からでも筆圧を検知できると言うことで、全くを力を加えなくてもペンを画面においてスッと引くだけも線が引けるほどですよ。おまけに旧型の販売価格が発売当初30数万円だったのに対し、新型は20万円強と、お求め安い価格(?)となっているのも嬉しいですね。

この新型Cintiq 21UXの発売に合わせて、去る3月27日、東京の青山にて有名クリエイターを招いてのトークイベント「Wacom Live 2010」が行われました。

最初のトークセッションではイラストレーターの村田蓮爾先生がご登壇されたのですが、実は最近とあるお仕事でご一緒させていただいている経緯もあって、安倍吉俊先生と一緒に僕もトークに参加させていただきました。

イベントが行われたのは250人強を収容可能な大きなホール。セッションメンバーの中でも一人僕はまだまだ駆け出しの身ですから、これだけの聴衆を前に講演するというのは始めての経験です。

以前中国の専門学校で100人弱の生徒さんの前で講義をさせていただいたことはありますが、今回はその倍以上ですからね、さすがにちょっと緊張いたしました。ましてや僕は村田先生、安倍先生に憧れて絵を描き始めたという経緯もあるので、こうしてお二人と一緒にトークセッションをさせて頂いたのは僕の絵描き人生の中でも良い記念となりました。

そんなトークセッションの内容は「ぷらちな」のレポート記事で見ることができますので、ここでは割愛させて頂きますが、あの時はもうテンパってて何を喋ったかもよく覚えていないので、話半分程度に聞いてやってください。

それと最後に最近のお仕事のお話ですが、先日新たに創刊された雑誌「自転車と旅」(実業之日本社)にて、少女サイクルを題材にしたイラストコラムの連載を始めさせて頂きました。

僕にとっては念願の自転車関係のお仕事! 気合を入れて描きましたので、お見かけの際は是非手に取ってみていただければと思います。書店ではたぶん趣味とかスポーツとか自転車とかいうコーナーに置いてあると思います。

それでは次回があったらまたお会いしましょう。

「Wacom Live 2010」イベントレポート「デジタル作画の最前線」
少女サイクルWEB(http://www.shoujo-cycle.jp/)
『自転車と旅』をamazonで見る

加藤アカツキ(かとう あかつき)
加藤アカツキ
静岡県浜松市出身、東京都杉並区在住。
明治大学理工学部にて物理学を学ぶ傍ら、アミューズメントメディア総合学院キャラクターデザイン学科に入学。在学1年目よりフリーランスのイラストレーターとして活動を始める。以後、書籍カバー、キャラクターデザイン等を中心に活躍中。
残像アパートメント(http://www.k3.dion.ne.jp/~zanzo/)
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